補足資料① 県主催 幼児教育指導方針説明会 抜粋 職員向け資料
平成29年、県教育委員会主催”幼児教育指導方針説明会”
職員教育向けに作成資料(H29年4月20日)
開催日時場所 : H29.4.19 県民文化センター 講師 白梅学園大学学長 汐見稔幸
参加者:県内小学校校長・教頭 公立・私立幼稚園・保育園 園長または責任者
私立は任意 常陸大宮市:あゆみ保育園・野上保育園・緒川げんき保育園
今回改定となった幼児教育指導方針についての説明
< 骨 子 >
1. 幼児期の発達の特性に配慮した指導計画の改善充実
2. 発達や学びの連続性を踏まえた幼児教育と小学校教育との円滑な接続の充実
3. 家庭や地域との連携による幼児教育の推進
< 講 演 >
幼保小接続の意義とその可能性 新学習指導要領の精神を具体化する。
< 現状分析 >
1. 世界の潮流は幼児教育に重点を置くように20年前より変化している。 **日本はかなり遅れている
OECD経済効力開発機構35か国では0・1・2歳教育を最重要課題として公式発表し実行している
**** 教育とは・保育の質とは
・・ その子持っている可能性を引き出すこと その子の個性を持ち味にすること
・・・・ 創意工夫することが楽しいと思えるようにすることが重要
2. 幼児教育に取り組むことは小学校・中・高校で取り組むことよりも重要で効果が大きい
・ 非認知能力は3歳までに確立し、それがしっかりできていないと高年齢からの学習では効果がない
スラム街での幼児教育モデルで50年間追跡調査し効果は検証確立済み ヘックマン曲線参照
・ 幼児教育のほうが費用的にも、経済効果的にも効果が大きい
・ 21世紀は正解のない時代
すべての事象を自分の問題として取り込み解決していく姿勢と力が必要
・ AIと共存するためには感情での情報処理能力を高めることが重要
(数値や知識での情報処理ではAIにはかなわない)
3. 義務教育の低年齢化
・ 3歳から義務教育 0歳から大学まで無償化 イタリアやスペインでさえ取り組んでいる
・ 0歳からの市民教育 市民とは社会の一員としての自覚と義務の教育
4. 学習指導要領も改定の特徴(中教審)
今までは教科書にやるべきことは書いてある -> これからはなぜやるかを明確にする
今まではやり方については書いていない -> これからはどの様にすべきか考える
今までは受動的教育 -> これからはアクティブラーニング
アクティブラーニングとは深い学びのことで、”自我が動いた”と感じる教育
1. 主体的に学ばないと効果がない 積極性
2. 対話的な学び コミュニケーション力
3. 行動が変わること
小学校では保育園でやっているような非認知能力開発を補完し推進する役目がある
・ 学力を資質能力に変えていく ・・ ”なぜなんだろう”と考えるような課題を考える
公開日: